【FGO】2部2章 無間氷焔世紀ゲッテルデメルング『消えぬ炎の快男児』感想
FGO2部2章をクリアしました。2部プロローグからジェットコースターのように物語に取り込まれていって・・・今回も本当に素晴らしかったです。
2部2章は愛の物語でした。登場人物誰もが誰かへの愛のために行動します。
2部1章での私の推しはパツシィくんでしたが(傷が癒えない)、2章の推しはオフェリアちゃんです。
以下、各キャラや気になったところの感想を書いていきます。
彷徨海へ向かうカルデア一行をロケットランチャーを片手に時速90キロで走って襲ってくる神父…凄い怖いわ。
「今は約束がある。無駄死にはできない。」
アナスタシアと生き別れて、最後の目的も失ったはずのカドックくんは強くなっていました。
後悔を抱いて生きろという自分のサーヴァントとの約束を守るために。
今度こそ、彼にしか出来ないことを為すべきことを見つけてほしいな。
カドックくんは神父に奪われてしまいますが、今の彼なら生き延びてくれると信じています。
花園の少女との出会い
たどり着いた新しい異聞帯は子どもが子どものまま大人になれない世界でした。
心優しくて純粋な人間たちは巨人に食べられる未来がすぐ近くにあるのに、幸せに自由に生きています。
マシュとぐだは人々を守ろうとするけど、守られた人々はそれを望んでないんです。だってそれが彼らの当たり前だから。
ぐだたちは自分たちの価値観を押し付けているだけに過ぎない・・・。
それに、ぐだ達は自分たちの世界のために最終的に彼らを「消す」わけで。
それなのに別の選択肢を、可能性を、消えていく彼らに見せてしまう、理解させてしまうかもしれない残酷さを1章を思い出して悲しくなりました。
既に、当方が得ている
北欧異聞帯でいちばんイケメンだったのは間違いなくシグルト。
とにかくかっこいい。
愛が一方通行だらけの北欧にて唯一両想いといえるカップルでしたね。
一緒に星の終わりを見に行こう
可能性を運命という存在に握りつぶされてくすぶっていたスルト。
スルトがオフェリアに執着する気持ちはとても理解できたけど。
想いの表現の仕方が極端なんですよね。
それは彼が破壊しかしらないからか、怪物であって人間の想いを理解できないからか。
唯一運命から逸脱して得られた想いが、自分の在り方のせいで届かないっていうのはだいぶ皮肉ですよね。
もっと素直に口にしてよかったんだ、オマエは
炎の快男児は宣言通りに最後に虹を放って奇跡を起こしてくれました。
それは、それはどこにも行けなかった、可能性を見ないようにしていたオフェリアに可能性を視せてくれたのでした。
それを与えてくれたのが、彼女のパートナーでも彼女の思い人でもなく。
ただの通りすがり(オフェリアにとっては)だったことにトキメキました。
そしてその「可能性」はぐだたちにもこれからの異聞帯を乗り越える力をくれたのでした。
彼の見せてくれた可能性により、無事スルトを倒すことができたのでした。
そして・・・
悲しい。
誰かに助けられることを誰かに助けを求めるやり方が分かったオフェリアなら、きっとこれから新しい可能性がたくさんあったんだろうな。
今のマシュとオフェリアなら友達になれたかもしれない。
オフェリアの想いも最後まで一方通行でした。
ペペとかコヤンスカヤとか周りには伝わっているのに、キリシュタリアには伝わってなさそうな一途な恋。
この異聞帯の思い出と消え果てていった人たちのためにも次に進むのです。
浮上した新しい謎
・異聞帯が観測できないギリシャとそもそも存在を観測できないブリテン島
・虚数空間で遭遇した謎の存在
・ホームズはマシュと同じ?スルトによる混ざり物発言。ホームズは疑似サーバントなのか、デミサーヴァントなのか。
・カルデアの者
・アトラス院所属のシオンが何故彷徨海にいるのか