【A3!】秋組 第5回公演『燃えよ饅頭拳!』 感想
今回の主演はとにかくモテたい系役者の七尾太一くん。
太一くんといえば、明るくてみんなのムードメーカー!だけど、
劇団内でも一二を争う愛されたがり屋。
以下、感想です。
あらすじ
今までの公演のアンケート結果を見て次の公演の演目を考えている秋組メンバー。
ハードな世界観、かっこいいアクションが定評な秋組だけど、今回は殻を破る意味でコメディー演劇に挑戦。
劇団内で流行りのラーメンつながりでアクションはカンフーを取り入れることになる。
主演は太一くんが選ばれるが、念願の主演にも関わらず表情の暗い太一くん。
ずっとずっと。みんなに好かれたかった。愛されたかった。
太一君が演劇を始めた理由は「目立ちたかったから」
子供のころ、親の関係でちらっと出たドラマで生まれて初めてクラスのみんなに注目されて、太一君は努力を始めたんですよね。
でも、どんなに努力していくら好きでも本物の才能の前には勝てないときってある。
子供のときは同い年で天性の俳優の才能を持った「皇天馬」にうちのめされ、
なんとか入団できたGOD座では「高遠丞」の主役を見ながら端役を演じつづけ、
スパイのために入ったMANKAIカンパニーではたぶん太一くんの一番理想に近い「摂津万里」が秋組の最初の主演を務めたわけです。
こういう経験が重なったら劣等感コンプレックスとか持つ気がするんですが。
太一君が本当にすごいところは「どうせ〇〇だから・・・」と言いつつも努力をし続けるところ。
劣等感を持ちながらも、好きなことに全力で努力し続けるところは尊敬しかできないなと改めて思いました。
定着してしまった「自分なんかが・・・」っていう考えで自分で自分を追い詰めていくところは共感しかできない。
ほら。俺っち、万チャンや天チャンとは元々のレベルが違うからさ!
天馬くんと万里君は自分の感情よりも正しいと思ったこととか事実を正確に話せるタイプです。
夏組第5回公演の天馬からの一成の留学へのアドバイスとか、秋組第4回公演への万里の莇へのフォローとか。
とくに万里は冷めてるタイプに見えますが、こういうときのセリフで仲間のことよく見てんだよなあっと実感します。
MANKAIカンパニーの…秋組の七尾太一ッス!
自分に自信をつけることのできない太一くん。
そこで秋組恒例ポートレイト。
全部吐き出せ、ひとりでぐだぐだ悩むなんて太一のキャラじゃないだろって言わんばかりで。
秋組のみんなに受け止められて、自分の気持ちを素直に吐き出して、ようやく自分を受け止められた太一君
みんなが信じてくれるから自分を信じられる!は太一君らしい吹っ切れ方だなと思いました。
他人がいて仲間がいて、そのなかできらっきらに輝く太一くんをまた見たいなって思います。
おわりに
最後の方の瑠璃川 幸ちゃんがめっちゃかっこよかった。
莇くんの幼馴染のフラグっていつくるのかな。回収してほしくない。
全然関係ないけど、妹おすすめのキラ☆キラをやりたくなりました。